Column働く女性が家を買う、ということ
-わたしの母の経験から-

このホームページでは、労働におけるジェンダー問題について、考えてきました。
日本の問題、国際問題など学術的なことも述べてきましたが、わたしの身近な事例から学んだ「ジェンダー問題」について
ご紹介したいと思います。肩の力を抜いて気楽に読んでいただければと思います。

わたしは現在大学4年生で、母と社会人の姉と3人で暮らしています。
母はもともと働くのが好きで、いわゆる「バリキャリ」といわれるキャリア志向の人間でした。
そのため、子育てが一段落すると以前勤めていた市の職員として、再び働きはじめ、今も毎日仕事を楽しんでいます。
家族が好きで、仕事が好きで、家でも外でもいきいきと働いている母は、わたしにはとても輝いて見えました。
きっとそんな母の姿をみていたから、わたしも社会に出てバリバリ活躍したい・・・と幼心に思っていたのかもしれません。
父は私が高校生のころに他界したのですが、父の分も、と家族皆が助け合ってお互いの夢を応援しあうような家族です。

そんな私たち一家ですが、姉の就職をきっかけに自宅を買い替えることになりました。
港北区のマンションで新生活をはじめて早1年!無事マンションを購入するまでは、いろいろなことがありました。
「住み替え先はどうやって選べばいいんだろう?」「いきなり不動産会社に飛び込むのは勇気がいるな・・・」
「シングルマザーが家を買うって、どうなの?」などなど。
でも日頃のおこないがよかったのか(笑)、すばらしい家探しのパートナーに出会うことができたのです。

もともとは港北区内の一軒家に住んでいました。少し駅から遠くて、最寄り駅までは、自転車とバスをつかって25分、
というところなのですが、静かな住宅街で環境もよく、のびのびと子供時代を過ごしたことを覚えています。
ただ、昨年姉が、就職し都内で働くことになったのですが、医療系の仕事で朝が早かったり夜が遅かったりとけっこう大変。
母も私も、それぞれ通勤・通学にけっこう時間がかかっていたということもあって、
同じ港北区で、マンションを探そうか、ということになりました。
一軒家からの買い替え、こんな経験ははじめてだったので、家族皆でいろいろと検討。
まずは手当たり次第、インターネットで情報を集めようとしたのですが、でもなかなか家を探すって難しいんですよね。

そんなとき姉が知り合いから、素敵な不動産会社を紹介してもらったと言うんです。
それが三春情報センター。横浜市内に数多く店舗を展開していて、
若いスタッフが多いけど親身になって相談に乗ってくれると聞き、興味を持ちました。
さっそくホームページを検索してみました。
不動産会社というと、「かたい、男性的な」イメージをしていたのですが、
茶色と黄色を基調とした、あたたかくて親近感がわくサイトで、かわいいイラストもあって好感を持ちました。

「店舗紹介」のページを見てみると、横浜市内の店舗がズラリ!
残念ながら港北区内にはありませんが、お隣の都筑区に3店舗あるし、当時の一軒家からも行きやすい場所で一安心。
「スタッフ紹介」のページを見ると、確かに若いスタッフが多く、男性ばかりなことが少し気になりましたが、
一人ひとりのページには人となりが分かるような文章が載っていて好印象。
「住まいを探す」というページを見てみると、
「区」や「駅」「学校区」「こだわり」条件から探せるようになっていました。
さっそく「港北区の中古マンション」を調べてみました。
港北区にある中古マンション一覧が出てくる。間取り図面がとてもきれいで見やすい。
写真と間取りやマンションの情報が同時に見れて、比較がしやすい。
また、スタッフさんが感じるそのマンションの魅力や特徴などのポイントも書いてあって参考になりました。
※わたしが見ていたのはこのページです。↓↓
◆港北区の中古マンション https://micnavi.jp/buy/kohoku/mansion

そして気になった物件はお気に入りに登録していきました。
気に入ったマンションは3つぐらい。
間取りに関しては母・姉・私のプライベート空間が確保できて、家事動線にストレスが少なそうなこと、
立地は通勤・通学を考慮して、駅が近くて、夜道が安全なところ、
そしてもちろん価格も大事、としぼっていきました。
そのあと物件についての問い合わせを送ると、スタッフさんからメッセージが届きました。
詳しい資料や写真やメッセージが送られてきて、さらに親近感が増しました。
一週間後、姉と母とともにお店を訪れることに。
母も父と結婚してから数十年、不動産屋さんに行くのもかなり緊張していたそう。
どきどきしながらお店に入ってみると、女性単身の方や男性単身の方、新婚さん、ご家族連れの方と
さまざまなお客さんがいました。
担当スタッフの方が一つひとつ丁寧に説明してくださり、
自宅の売却にあたっての査定などと並行して、マンション探しを進めていきました。

いろいろ世間話もしていたのですが、驚いたのが「女性の自宅購入」が増えているということ。
母がいうには、「数十年前は、女性が家を買う」なんていう常識なんてなくって
お店も家族連れか新婚さん、ご夫婦の方ばかり。
社会人の姉とも話をしていると、最近では働いて5年ぐらいのシングル女性が持ち家を買う、なんてことも多いんだとか。

わたしたちの担当をしてくださったスタッフさんも、女性単身のご自宅購入を何度か担当されたようで
「働くモチベーションになるように」「プライドを持って働けるように」「自立した大人として生きていきたい」など
さまざまな動機があるんですよと教えてくださいました。
そんな話をきいて、わたしはなんだかうれしくなりました。

わたしたちも無事一軒家を買ってくださる方も見つかり、住み替え先のマンションも港北区内で見つけることができ、
家族3人、新しい生活をたのしんでいます。
自宅の買い替えを通して、女性の社会でのあり方も変化しているんだなと実感することになるなんて。
何事も社会勉強ですね。
わたしも来年社会人だけど、母のように、一人の大人として、女性として、社会人として、母として
胸をはって生きていたいなと、今からワクワクしています。

追伸:お世話になったスタッフUさん、ありがとうございました!